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女子大生みお、羞恥の課外授業
第2章 見られている前で
白い文字で「姫楽園」と書かれている木目調のドアの前で沙希が立ち止まり、呼び鈴を押す。
「お待ちしていました」の声がしてドアが開き、赤にゴールドの花の刺繍のチャイナドレスのアラサー女性がふたりを迎える。
この人もかっこいい……。
173センチの沙希よりは少し低いが168センチのスラッとした体に華やかでセクシーなチャイナドレスがよく似合っていて、みおが羨ましそうに女性を見る。
「沙希さん、こんばんは……あら、今夜のパートナーは可愛いお嬢さんね」
ふたりが手を繋いでいるのを確認してから、女性がみおの顔をみる。
「紹介するわね、このお店のママのリナさん……こっちはみおちゃん、私が応援している芸大生よ」
「あら、芸大生なのね?」
リナが意外そうな顔になる。
「芸大の友達からも芸大生っぽくないってよく言われます」
少しはにかみながら、みおが答える。
確かに芸大の女子は世間のイメージ通りの個性的で派手目な女子が多く、「昔の田舎の高校生みたい」と言われるみおは珍しいタイプだ。
「上着かけましょうね」
沙希がみおのスーツを脱がせてドアの脇のハンガーラックにかける。
「通常営業の時間まであと1時間半あるから、その間は貸し切りです……ゆっくり楽しんでくださいね」
リナがふたりをカウンターの奥のホールに案内する。
両サイドの壁際に6人~8人くらい座れるソファーがあって、それぞれのソファーの前にテーブルが3つずつ、両サイドのテーブルの間には2メートルくらいの通路、独特のレイアウトだ。
「お待ちしていました」の声がしてドアが開き、赤にゴールドの花の刺繍のチャイナドレスのアラサー女性がふたりを迎える。
この人もかっこいい……。
173センチの沙希よりは少し低いが168センチのスラッとした体に華やかでセクシーなチャイナドレスがよく似合っていて、みおが羨ましそうに女性を見る。
「沙希さん、こんばんは……あら、今夜のパートナーは可愛いお嬢さんね」
ふたりが手を繋いでいるのを確認してから、女性がみおの顔をみる。
「紹介するわね、このお店のママのリナさん……こっちはみおちゃん、私が応援している芸大生よ」
「あら、芸大生なのね?」
リナが意外そうな顔になる。
「芸大の友達からも芸大生っぽくないってよく言われます」
少しはにかみながら、みおが答える。
確かに芸大の女子は世間のイメージ通りの個性的で派手目な女子が多く、「昔の田舎の高校生みたい」と言われるみおは珍しいタイプだ。
「上着かけましょうね」
沙希がみおのスーツを脱がせてドアの脇のハンガーラックにかける。
「通常営業の時間まであと1時間半あるから、その間は貸し切りです……ゆっくり楽しんでくださいね」
リナがふたりをカウンターの奥のホールに案内する。
両サイドの壁際に6人~8人くらい座れるソファーがあって、それぞれのソファーの前にテーブルが3つずつ、両サイドのテーブルの間には2メートルくらいの通路、独特のレイアウトだ。