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第1章 「まゆ」との場合①

飲み会嫌いの私にとって
気乗りしないはずの忘年会が
意外なことに楽しく過ごせた。

それも座席の対面に座っている
「まゆ」との話が楽しかったからだ。

どの話に対しても楽しそうに頷き
その話に対して上手に答える
すごく自然に会話が流れ
「まゆ」の事を素敵な女性だと感じていた。

少なくとも「まゆ」も私に対して
好意に近いような感情を抱いているようであった。

後日、同席していた友人から
「二人ともいい雰囲気だったね」
と言われた時は少し恥ずかしかったが…






その後も楽しく会話が交わされ
お酒も杯が進んで４人とも程よく酔いが回ってきた頃
忘れもしないあの出来事が起きた…