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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第3章 抱かれたい理由


 彼女を責めるに際し、俺は言葉を用いた。そうすることで彼女の方も、理性的な自分をかなぐり捨てるのが難しくなるはずだ。

 手始めに彼女の裸身を、上から下までじっくりと眺めていく。

「松川さんの胸、とっても大きいんだね」

「そ、そんなこと、ありません」

 改めて指摘されたことで、恥ずかしさを覚えたみたいだ。彼女は俺の視線から両腕で包み込むように胸を守るが、まるで隠しきれてはいない。細腕に圧迫された肉が、はみ出している。

「やっぱり、大きいよ。Eくらいかな?」

「え……Fです」

 頬を染めながらも、(おそらく)正直なサイズを申告している。そんなところにも、彼女の生真面目な性格が表れていると感じた。些細なことでも、愛しさが増す。

「どうして隠すの? さっきは自分から裸になったくせして」

「そ、それは……」

「いいから、よく見せてほしいな」

 俺は言いながら、彼女の手首を掴むと、それを左右に広げる。彼女は顔を背けたが、抵抗はなかった。

 仰向けになっていることで重力に逆らえず、ふたつの膨らみは自然と左右に広がる。だが大きさの割には崩れすぎることなく、形は保たれていた。柔らかさと弾力の、どちらも兼ね備えている。

「大きくて、そして綺麗だ。それと、ここも――」

 彼女の魅惑的な胸を備に見つめながら、俺は右手の人差し指を用い、少し大きめの乳輪の円を、つつつ、となぞっていった。

「……んっ!」

 声を洩らし身体を震わせると、その振動で胸もプルンと揺れる。

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