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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第3章 抱かれたい理由
「やっぱり、お兄さんは優しい人ですね。そう感じたからこそ、私もすがりたいと思ったんです。だけど――」
「だけど?」
「いいえ。つまらないことを長々と話してしまい、すみませんでした。最初に言った通り、いいんです――そんなことは、どうでも。幸い大多数の男の人は好きな相手でなくても、セックスを楽しむことができると聞きます。だから、お兄さんも難しく考えないでください。せめて、この二週間を――」
彼女は伸ばした両手が胸板を滑り、俺の乳首を探り、それを摘まむ。
「――どうか、楽しんでください。感じてください。私が懸命に、尽くしてみせますから」
こうして話す間、俺のモノはずっと彼女の中にある。繋がったまま、あれこれ話していたこと、真剣に耳を傾けていたつもりの自分が、酷く滑稽に思えた。
俺は息子を、彼女に人質に取られている。そう考えると、馬鹿らしくて嫌気が差すのに、いきり立つ感覚はまだ戻らなくても、しおれて抜ける気配もなかった。
松川さんは人差し指の爪の先で、俺の小さな突起を頻りにコリコリと刺激してくる。片方ではそれを続けながら、身体を前に倒すと片方の乳首に舌を這わせてきた。
「くっ……」
細く洩らした声は、実はやや演出がかっている。それでも彼女は俺の顔を見て、頻りと乳首を舐った。唇を胸板に当てがったまま、尖らせた舌先で起用に小豆のような乳首を巻く。すごく、淫らな愛撫だった。