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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第3章 抱かれたい理由
はあ、はあ……。
次第に吐息を荒げながらも、彼女は一心に俺を見つめている。一挙手一投足を観察する、その目が訴えていた。
こんな風にされるのが、お好きなんでしょう?
そうだ、きっと間違ってはいない。俺は「尽くしてみせます」と言った彼女を前に、内心ぞくりとするものを覚えていた。
彼女は乳首への愛撫を続けながら、俄かに腰をゆすりはじめている。ゆっくりと大きく。それが徐々に、小刻みに早くなっていった。
その動作に搾られ、男の部分にしっかりとした芯が通ってくる。冷めたものが再び熱を帯びてきている。
彼女は、俺の変化を股の奥でしっかりと掴まえ、言った。
「ああ、嬉しいです」
身体を起こし、彼女が俺の上で踊りはじめる。それに合わせ、大きな胸が揺れた。その姿をまだどこか遠くに感じながら、俺は思うのだ。
彼女に願われたからといって、こうして白々と身体を重ねていること。彼女との行為が魅力的である分、それだけにより多くの罪悪が募っていくようだった。
「うっ……ああ」
それなのに今は、快感の方が勝ってしまう。彼女のうねるような腰の動きに、思考は奪われて――否、浸食されるような感触に似ていた。
あと十日余り。彼女とこのような関係を続けた時、今度は俺自身がボロボロにされてしまう気がした。それが恐ろしいのに、どんどん止まるのが難しくなっている。