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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第3章 抱かれたい理由


「少しだけ、腰を浮かせてください」

 それに従うと、彼女は俺の身体の下に太ももを差し入れた。その体勢になったことで、彼女のふくよかな胸の前には、俺のそそり立ったものが、おあつらえ向きに差し出された格好となる。

 淫らな願いを叶える形は、俺にとってとても情けないものだった。

 それでも右手でゆっくりと扱かれた後で、彼女が自らの胸を左右に広げ、まさに挟もうという構えを取った時に、俺は思わず息を呑むのである。

「上手にできるかわかりませんが、精一杯やってみます」

「……!」

 手始めに、さわっと擦れた柔肌が、心地よい快感を伝える。その後で、魅惑的な弾力が俺の分身をふわりと包み込んだ。

 彼女の中でガチガチに磨かれていた触角が、今度は巨大なマシュマロのような感触の最中に完全に覆い尽くされている。同じ人間の部位でありながらも、対極的な質感の両者の出会いには、感動すら禁じえない。

 大袈裟なのは十分に承知しているが、それほどの快楽に思えた。

「松川さん……」

「もしよろしければ、こういう時だけでも、土埜と呼んでください。私への、せめてもの慰みに」

「つ……土埜」

「フフ、ありがとうございます。お兄さん、どうですか?」

「ああ、すごい……土埜のおっぱい、最高だ」

「う、嬉しいです。もっともっと、感じてください。んっ――」

 恍惚の表情の彼女は舌を出すと、自らの谷間に目がけて唾液を滴らせた。ツツゥと、その一部か先端の敏感な部分に垂れて、生暖かい感触を伝えてくる。

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