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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第4章 かわいい企み?
◇ ◇
悪い夢に浮かされていたのは、俺の方だったのではないか。期せずして、そんな風に感じてしまった。
松川さんの、ああいった――すなわち、セックスに依存しているという事実を、友達の瑞月や夏輝さんは承知していなかったのだろうか。仮にすべてわかった上で、俺のいる別荘に連れて来ているとしたら……?
そうだとしたら、すべては仕組まれたことなのかもしれない。なにかを匂わせていた高坂文水と話してみるのも、いいのだろう。しかし、それよりも先に――
「とりあえずは、話してみるか……瑞月と」
俺はそう口にすると、とりあえず朝まで眠ることにした。