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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第1章 夏のはじまりは刺激的に
思わず息を呑んだ俺の反応を観察するようにして、高坂さんは言う。
「軽蔑した?」
「ま、まさか! しないよ」
「ホントに? なんでしないの?」
「だって、学費を稼ぐために仕方なく……というか、今の俺に他人のことをどうこう言う権利なんて……そ、それに」
慌てて口籠る俺に、高坂さんは更に聞き返してくる。
「それに?」
「さっき自分のことはついでだって、そう言ってた。それって、自分のことよりも優先したことがあるってことだよね。まあ、詳しい事情はわからないけど、きっと大変なことだと思う。だから――」
「ふーん」
「な、なに?」
「ううん。こんな別荘に一人暮らしなんて、どんなにいけ好かない奴だと思うじゃない? そしたら、意外とさ――」
「意外と?」
「フフ、ま、悪くないかなって」
そう言うと高坂さんは当然、黒のカットソーを両手でたくし上げた。
「ちょ、ちょっと! なに脱ぎだしてるの!」
「だって、シャワー浴びるもん」
「浴びるもん、って! まだ俺と話してただろ?」
「そうだね。まだ話を続けるなら、シャワー浴びながら聞くけど?」
そう言う間にも、躊躇なくトップスを脱ぎ去り上半身を露わにしている。日焼け肌に、ライトブルーのブラが異様なほどに艶めかしく感じた。カットソーを頭から抜いた後で、首を軽く振り髪を整える仕草が、またなんとも艶やかで……。
「軽蔑した?」
「ま、まさか! しないよ」
「ホントに? なんでしないの?」
「だって、学費を稼ぐために仕方なく……というか、今の俺に他人のことをどうこう言う権利なんて……そ、それに」
慌てて口籠る俺に、高坂さんは更に聞き返してくる。
「それに?」
「さっき自分のことはついでだって、そう言ってた。それって、自分のことよりも優先したことがあるってことだよね。まあ、詳しい事情はわからないけど、きっと大変なことだと思う。だから――」
「ふーん」
「な、なに?」
「ううん。こんな別荘に一人暮らしなんて、どんなにいけ好かない奴だと思うじゃない? そしたら、意外とさ――」
「意外と?」
「フフ、ま、悪くないかなって」
そう言うと高坂さんは当然、黒のカットソーを両手でたくし上げた。
「ちょ、ちょっと! なに脱ぎだしてるの!」
「だって、シャワー浴びるもん」
「浴びるもん、って! まだ俺と話してただろ?」
「そうだね。まだ話を続けるなら、シャワー浴びながら聞くけど?」
そう言う間にも、躊躇なくトップスを脱ぎ去り上半身を露わにしている。日焼け肌に、ライトブルーのブラが異様なほどに艶めかしく感じた。カットソーを頭から抜いた後で、首を軽く振り髪を整える仕草が、またなんとも艶やかで……。