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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第4章 かわいい企み?


 瑞月は緩やかな手つきで、俺の身体を撫でながら、しな垂れかかるようにして、膝元にそっと頭を乗せてくる。

「み、瑞月……大丈夫か?」

 のぼせているのかと心配するも、すぐに「うん」と頷き、瑞月は頼りない手つきで更に腹直筋の辺りを触れた。

「……!」

 既に隠すことを忘れた、瑞月の胸元。それがついに、俺の視線を釘付けにした。

 控えめながら確かに水面にたゆたう瑞月のふくらみを、目撃することを頑なに避けていた〝頂〟までをも備に――具体的な描写を避けるのは、それが妹の、だから? わからない、それでも――

 ――瑞月の胸は、とても綺麗だった。

 濡れそぼったハーフパンツに頭を委ねている状態で、こちらの視線に気づくはずはなかった。それなのに瑞月は、身体を触っていた手を更に下方に下げながら言う。

「私の裸でも、ちゃんと反応するんだ」

「う……」

 瑞月の手が次に弄ったのは、自分でも気づかない内に猛り切っていた――俺、そのもの。

 その形を、じっくりと確かめながら。

「ねえ、お兄――ううん、涼一」

「み、ずき……?」

 すっかり狼狽えて声を上擦らせる俺に、瑞月は言ったのである。

「私なら、いいよ」

 ――と。

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