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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第4章 かわいい企み?
内心では激しく焦りながら、散らかった毛布をひざ掛けのように整え直した。不自然なふくらみは、デスクの下を覗かれない限り気づかれないはずだ。
「ふーん。ちゃんとやってるんだ」
「まあ、それなりに」
瑞月は俺の少し前で立ち止まる。部屋の奥の闇を眺め、俺には横顔を見せていた。なんとなく、手持ち無沙汰な感じだ。
「体調は、もういいのか?」
「すっかりだよ」
「そうか。よかったな」
「うん……」
瑞月はそう返事をすると、しばらく黙ったままだった。
こんな時間に、なんの用だろうか。聞いてみてもいいが、なにやら思いつめた感じだ。変に急かすのはよくないと感じ、瑞月のタイミングで話し出すのを待つことにする。
と、その時だった。
え……!?
それは机の下、毛布の中での出来事。股間の辺りを、緩やかな手つきで刺激している。動きはじっくりと遅く、それ故に確かなものだった。
松川さん……こんな時に、なにを……?
執筆に疲れてベッドに倒れ込んだ時、なんとなく寝苦しい気がしてジャージを脱ぎ去っていた。すなわち下着のみの、頼りない布地一枚の上から、しっかりと撫でられている。
ダイレクトにほど近い感触を受け、身体の反応がはじまる予兆があった。反応してはならないと、そう硬く念じるほどに身体中の血流が一か所に集まろうとする。一度、示されたベクトルに抗う術もなく、端的に言えば――俺は、勃起した。
そして、その変化を待っていたかのように、更に手の主は段階(レベル)を上げる。