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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第4章 かわいい企み?
「どうかしたの?」
「え?」
「なんか悪くない? ――顔色」
「そう、か……ちょっと、疲れてるの、かもなっ」
「ごめんね」
「な、んで?」
「ううん、なんでも……」
瑞月ははぐらかし、また会話を区切った。「ごめんね」なんて、熱に浮かされた昨日ならともかく、およそらしくない。それだけに、なにを言いに来たのか気になっている、が。
だ、駄目だ……そんな、こと。
毛布の中で蠢く手に、俺は翻弄されていた。いきり立ったものは既に下着から露出させられ、両手を用い執拗にしごかれはじめている。
ゆっくりと、大きく上下に往復する手と、その下で二つのボールを弄んでいる手。その巧みなコンビネーションが、俺を見悶えさせた。
「う……」
「なに?」
瑞月に聞かれ、その顔を見返す。しかし、目を合わすことができず、曖昧に唇を見やった。
「な、なんでも……それより、瑞月は?」
「ああ、うん――あのね」
瑞月はそれ以上こちらの様子を気にすることなく、また闇の中を見つめる。そして、そんな自分が可笑しいのか、少し自嘲気味な笑みを浮かべた。
なにを言おうとしているのか、気になる。気になっているのに、俺の意識はまた毛布の中に引き戻された。今度は、もっと強烈に。吐息が吹きかったと感じた、その後で。
まっ、まさか! まつかわ、さんっ……!
くちゅり――と、先端に濡れた感触が纏わりつく。それは唾液を滴らせた舌だ。それが、じっくりと這い、丹念に俺の形を舐め上げてくる。