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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第1章 夏のはじまりは刺激的に


 松川さんは眼鏡のレンズ越しに、漆黒の潤んだ瞳で俺を一心に見つめる。そして――

「滅茶苦茶にして……」

 は……?

 俺の頭が真っ白になった、その次の瞬間だ。

「あの……滅茶苦茶にして、しまいました。……サラダを」

「へ? サ、サラダ……?」

 下方に向かった彼女の視線に促されて足元を見ると、サラダを作っていたボウルがひっくり返っているのがわかった。

 一体、なんなんだよ……。彼女の言動も行動も心理も、なにひとつとして理解できる気がしない。

 とりあえず自ら落ち着かせるように、ふっとため息をついた。

「材料はまだあるから、一緒に作り直そうか」

「はい」

 それでも、松川土埜の少し恥ずかしそうな、それでいて嬉しそうな顔を見られたことについては、やはり悪くない気がしてしまうのである。

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