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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第5章 楽しい一夜の裏側で
「じゃあ、どうしよっか?」
「ごっ、ごめんなさい……お、お兄さんに、お手伝いしてもらって……いっ、いいですかぁ……?」
夏輝さんは合間で鼻を何度もすすりながら、そう言った。
「わ、わかった」
そこまで言われたら、こちらとしても覚悟を決めよう。
「じゃあ、そっち向くけど」
「え? ……あ、ど……どうぞ」
彼女から流れ出たものを踏まないように、そっと背後へと向き直った。すると、想像以上に刺激的な光景が、そこにはあった。勝手口の上のオレンジ色の電球に照らされ、その姿が浮かび上がっている。
夏輝さんは俺を引き留めたのとは反対の手で、ちょんとミニスカートの裾を摘まみ上げていた。それはきっと、できるだけ衣服を汚さないための配慮なのだろう。
だが、そこから下は、太もも、黒のニーハイソックス、スカートと同系色の厚底サンダルまでも、びっしょりと濡れそぼっていた。
「えっ、と……」
俺の思考が一時停止したのも、無理からぬところ。下半身を凝視したまま数秒がすぎた。
「おっ、お兄さぁん!」
その声にハッと我に返り、ようやく動き出す。
「じゃ、じゃあ、俺は中から拭くもの持ってくるから。夏輝さんは――そ、そうだ。ホラ、その奥に蛇口があるから、そこへ」