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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第5章 楽しい一夜の裏側で
「えっと……じゃあ、このまま手で? ということで、いい?」
「はい。あ、でも――お兄さんのコッチの方は、平気なのかな?」
ギュッ! ジャージの上から、硬くなりかけの股間を掴まれる。
「こら! 俺はいいから!」
「あはは、ごめんなさい。では、それも次の機会ということで」
夏輝さんは笑って、まるで他人事のようにこう言った。
「じゃあ、木葉のこと――ちゃっちゃと、気持ちよくしちゃってください」
そんな風に言われても、こちらとしても別に、こういったことに手馴れているというほどでもなく。
「じゃあ、もう一度、脚を広げて」
「はい……」
「触るね」
「んっ……」
「ホントに、お漏らししたみたいだ」
「やっ……」
仮にも、小説なんてものを書いているせいだろう。俺は言葉を用いて、彼女の内なる興奮を高めようとしている。
尚も頬を寄せ合ったまま、微細な音量の言葉を操り、彼女の鼓膜を震わせるように語りかけた。
すると、今度は夏輝さんから。
「お、お兄さん」
「なに?」
「もう……木葉の中に、入れてほしいの」
どうやら興奮すると、一人称が「私」ではなく「木葉」になるようだ。
「木葉はエッチだな」
「うんっ……そう、なのっ」
右手の三本の指をそれぞれ、両側のひだの外とその間に、じわりと這わせていく。その緩やかな速度に焦れるように身体を小刻みに揺らしながら、彼女は言う。
「だから、お願い……。木葉の中を、お兄さんの指でとろとろにしてぇ」
「しょうがないなぁ」