この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第5章 楽しい一夜の裏側で


「華火、大丈夫か?」

「うーん……」

 真っ赤な顔で辛うじて声には反応したが、目は閉じたままだ。

「管理人さん、ごめーん。ちゃんと、気にしとくべきだった」

 高坂さんは団扇で華火を仰ぎながら、そんな風に言う。

「あ、いや……俺こそ、任せきりにしちゃって。それより、どう?」

「たぶん、心配ないよ。飲んだ量はコップ一杯程度だし、その後で水も飲ませたから。呼吸も落ち着いてるし、もう少し休めば起きると思う」

「そっか……」

 話を聞き大事に至らなかったことに、まずはホッと胸を撫で下ろした。華火はまだ高校生。真面目な性格なので、飲酒なんて当然はじめてのはず。

 瑞月も加わり三人で暫く様子を見ていると、ほどなくして華火が目を覚ました。

「……涼一さん?」

「おお、気分はどうだ?」

「平気っすけど……なんか変だな?」

「変?」

 華火は何事もなかったように、すくっと立ち上がる。そして、俺のすぐ前に立ち顔を仰いだ。

「ど、どうした?」

「いえ、なんか夢みてるみたい。涼一さんが、いつもよりカッコよく見えます」

 華火の目はどこか、とろんとしている。まだアルコールが回っているのだろう。

「じゃあ、もう少し夢の続きをみてろ」

 そう言って肩に手をかけ、アウトドアチェアに座らせようとした時だ。

「そっか、やっぱり夢かぁ。じゃあ、こんなのもアリっすよねー」

 ぼんやりとした笑みを浮かべたかと思えば、華火はいきなり俺に抱きついていた。

/879ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ