この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第6章 いじらしい悪あがき


 そんな俺の内心を見透かしたかのようだった。

「ねえ、今日は買い物行かない? 駅傍のアウトレット。私、この前は行ってないし」

 そう提案した高坂さんに対して、不満そうに反論したのは瑞月だ。

「この前は、自分で勝手に残ったんでしょう」

 それは二日目のこと。瑞月たち三人がショッピングモールに行った時、事実一人で別荘に残ったのは高坂さんだった。

「あの時は気乗りしなかったけど、今日は行きたいの。悪い?」

「別に……勝手にすれば」

「うん。じゃあ、勝手にするね」

「……」

 ソファーに座ったまま、瑞月が面白くなさそうに高坂さんを睨みつけた。

 やはり、この二人は馬が合わないのか。それまでも薄々感じてはいたけど、少なくとも俺の前で対立するようなことはなかったはず。高坂さんが瑞月の意に反して、別荘に残ることを決めたのが、わだかまりになっているようだ。

 こんな感じで残り一週間余りを過ごされても困るので、とりあえず仲裁に入ることにする。

/879ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ