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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第6章 いじらしい悪あがき


 同時にその身体から、一気に力が抜け落ちていった。

「華火!」

 俺は咄嗟に、崩れ落ちる身体を抱き止めた。そして、すぐ近くのベンチに華火を座らせると、寄り添うように隣に腰を下ろす。

「ご、ごめんなさい」

「どうして、謝るんだ」

 聞くと、華火は顔を俯かせる。

「だって……どうせ、結果なんてわかってるのに」

 華火は言いながら、肩に置いていた俺の手を握った。

「でも、どんなにへこむことになっても、この告白だけは全力でって、そう決めてたから」

 気の許せるバイト仲間。真面目で一生懸命で、素朴で可愛い田舎の女子高生。

 確かに、彼女の全力は伝わっていた。

「……」

 小刻みに震わせる手と、揺れる眼差しを前にする。

 果たして俺は、なにをどう答えればいいのだろう。

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