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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第6章 いじらしい悪あがき
俺としては、とにかく困惑しきりである。なんとか現状を変えようと思うが、華火がそうさせてはくれない。
「服の上からだと、物足りませんか? それなら――」
「バ、バカ!」
「いいんです! もっと、触って!」
華火はワンピースの襟元を広げ、俺の手を強引に胸元まで滑り込ませた。
「お……おい」
やや浮いたブラジャーの隙間に、俺の指先が導かれている。否、ひ弱な彼女の力に抗えなかったはずもなく、こんな表現は実は卑怯なのかもしれない。
華火の胸元が、じっとりと汗ばんでいくのに比例するように、俺自身の思考もぼんやりと霞がかかったように鈍くなっていった。
「こうすれば、私の貧弱な胸でも……ちゃんと、興奮できますか?」
「そ、そりゃあ……だけど」
「もう少しだけ、奥に」
「え?」
「……んっ!」
俺の右手で一番長い中指の先端が、ツンと突起したものに行き当たった。華火の小粒な乳首に触れて、胸の中に熱いものが巡る。
「こ……こんなの、華火らしくないって」
「じゃ、じゃあ……私らしさって、なんすか?」
はあ……はあ……はあ……。
互いに呼吸を乱しながら、ささやき合うように言葉を交わす。
右手の中指では、ゆっくりと硬直する乳首の感触を確かめていた。
「とにかく……こんなことするなんて、俺のしってる華火じゃない」
「そんなの。涼一さんの中の、勝手なイメージですよ。――んっ!」
「か、華火?」
「ほら……涼一さんに弄られて、感じちゃってるのがホントの私です。でも、本心をさらけ出した今の私は自分史上で、一番私らしい私なんです。今の私を、見ない振りしないでください」
「……」
夜の公園のベンチ。背中越しに華火の胸を弄っている。駄目だと思いつつも、ワンピースに入れた手を更に奥へ差し込む。掌で包み込むようにして、中指と薬指の指間で華火の乳首を、じわりと挟みつけた。
「あっ!」