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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第1章 夏のはじまりは刺激的に


 それでも再会した時よりは、俺のしっている瑞月に近づいている気も……。

「あーあ! いつの間にか、すっかりみんなと仲良くなっちゃって、結構ですねぇ」

「おい……瑞月」

「うんうん。いいよぉ。誰とでも、つき合ちゃえば、それでオッケー」

「さ、さっきのはほんの冗談だって。お前の友達に手を出したりとか、そんなことするわけが――」

 と、言いかけた時。

「そんなことぉ!」

 急に立ち上がった瑞月は、俺の方を指さし荒ぶる。

「みんなには、そんなことができなくって! 私には、あんなことをしたんだ!」

「――!?」

 さっきまで盛り上がっていた場の空気が、一気に凍りついた。否、凍てついたのは、俺の心だけか。瑞月の言葉は滅茶苦茶だが、あらぬ誤解を生むには絶大な効果を孕んでいた。

 とにかく、このまま瑞月を暴走させるわけにはいかない。

「あの、みんな――今日は疲れてるだろうし、そろそろお開きにしない?」

「そう、ですね。ほら、瑞月――とりあえず、座ろ」

 この時ばかりは流石に空気を読んで、夏輝さんが瑞月を気遣ってくれたのだけど。

「ちょっと、待って。この兄妹がこのままだと、こっちが気を使うじゃない?」

 それに反する動きをみせたのは、高坂文水だ。手にしていたワインのコルクをオープナーで手際よく抜くと、それをグラスになみなみと注いだ。

「というわけで今夜は、トコトンやってもらうから――ね、管理人さん」

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