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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第7章 乱れる心、あの日の想い
五月女さんの右手が、俺の敏感な硬直を握り、艶めかしく蠢いていた。根元から括れた辺りまで、規則的に数回往復したかと思えば、次に身体を洗った泡を用いると、特に敏感な先端へ指を絡ませていく。
人差し指と中指の間から、つるんと頭を出され、傘の下の部分をじわりと挟まれた。
「くっ……うっ、ああ……!」
「痛かった、ですか?」
首を振る、と。
「では、続けます」
身体の右側から密着され、股間を自由にいたぶられている。自分で慰めたこともないのに、それを綺麗な女の人にされている事実、その昂ぶり。
頭の中の想いは、恥辱とか嫌悪とか負のものだって含まれているのに、それらを倍するように、身体だけ暴走して昂っていく。
「……」
五月女さんは黙って右手にあるものを見つめ、只々、そこに快感を施していく。淡々と粛々と、その様がまるで作業をしているようでもあり。
俺はそれに酷く抵抗を覚えるのに、右腕に密着した乳房の弾力、彼女が手を動かす度に、それが揺れて、俺の想いを無に帰そうとする。
時折、当たる柔らかさとは違う確かな感触が、五月女さんの乳首なのだとわかり、燃えるような興奮が更に胸を熱くした。
「あ、あのっ……!」
「?」
「なんか、これ以上は……ああ! 駄目なんです……もう!」
快感に溺れた男は、こんなにも情けないものなのかと思う。だけど、そう訴えるしかなかった。