この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第1章 夏のはじまりは刺激的に


 すると、夏輝さんの声のトーンが、やや変わる。

「まあ、いいんじゃないですか。キスぐらいなら」

「え?」

「ためしに、私ともしてみましょうか? ――キス」

 両手を後ろで組み、俺の方に向き直ると、夏輝さんはあっけらかんと言った。

 俺は驚くこともできずに立ち尽くし、只、なんともいえない魅力を放つ、夏輝木葉という存在を見つめる――と。

「――なんて、ほんのジョークですよ」

 夏輝さんは、口元からペロッと舌を出した。

「だ……だろうと思ったけどさ。こんなシチュエーションじゃあ、心臓に悪いって」

「アハハ! もう、引っかからないでくださいよぉ。どう考えても、私のキャラじゃないでしょう」

「別に、引っかかってないから」

「わかりました。そういうことに、しておいてあげます」

 ほっとしたような、少し残念なような。そんな気持ちになること自体――。

「私は先に戻りますので、瑞月を迎えに行ってあげてください」

「うん……」

 上手く言えないけど、俺はこの時点でいろいろと、やられてしまっているような気がするのだ。

 瑞月と、その三人の友人に――。

/879ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ