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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第8章 土埜の気持ち


「つ、土埜っ! 俺、もうっ……」

「……?」

 私に新たなイメージをもたらした行為の終わりは、唐突に訪れていた。

「……出るっ!」

 最後に強く自らを私の中に埋め込むと、矢野くんは果てた。

 私の中で大きく広がったイメージに比して、行為自体の時間は思いの外短いものだと私に報せたものがある。

 それは行為中にも、再生を続けていたアニメだ。エンディングの曲が流れはじめてから、それが終わるまでと、ほとんど同じ長さだったのである。

 別に、時間の長さなんて関係ない。私は新たなイメージを獲得することができたのだから。でも、それをもっと確かなものにするためには、まだ終わりにはできなかった。

「はあ、はあ……はあ……はあ」

 矢野くんは私に体重をあずけ、ぐったりとしていた。暫くそうして次第に息を整えると、少し身体を浮かせ腰を引こうとする。私の中から、出ていこうとしていた。

「ねえ、矢野くん」

「なに?」

「まだだよ」

「え?」

 不思議そうに私を見つめる彼の身体に、私は手足を絡ませていく。両腕を背中に回して抱き寄せ、はしたなく開いた両脚で彼の腰を引き寄せた。

「ちょ、ちょっと……松川さん」

「ふふ……さっきは、土埜って呼んだのに」

「それは、夢中だったからで……それより、これは?」

「もっと、私の中にいてほしいの。だから――」

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