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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
「その様な声を出されて、どうかなさいましたか?」
「いえ……五月女さんの胸が、あまりに柔らかかったから、その……」
「それはつまり、快感であった、と?」
「そう……です」
こうなっては正直に答えるしかなかった。敗北感は募るばかりだけど、あらゆるものが強大な快楽に打ち消されていった。
「ありがとうございます。では、このまま続けさせていただきます」
「え? ああ……くぅ!」
五月女さんの両手が、自らの胸を左右から俄に圧迫。そうすることによって、狭間に捕らえた俺の分身を更に弾力の中へと包み込んでいく。その上で彼女は、胸を上下に揺するのだった。
最初はこちらの快感を計るように、じっくりと緩やかにリズミカルに。そうしながらも、徐々に速度を増す。
カツ、カツとした音が気になった。それは開かれたパーカー前部のファスナーの先端。スライダーの金具が床を叩く音だ。五月女さんの胸の上下動が早くなる様を、その音が赤裸々に表している。
動きが激しくなるにつれ、パーカーの前がはだけていく。時折、その先端が露出したかと思い目を見張るけど、艶めかしく上下するそれらを正しく目で捉えることができない。それがなんとも、もどかしかった。
俺を挟み上げるように、乳房の脂肪が上方に集められる。その一瞬だけ、陰茎はすっぽりと脂肪の間に沈む。すると次の瞬間、乳房はたぷんと波打ちながら下方へ。その拍子、柔らかな谷間に絞らながら再び亀頭がつるんと顔を出すのだ。
その単調なサイクルが、けれど確実に男を快楽の虜とする。