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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
風呂場での時はこんな風に、じっくり観察する余裕はなかったのだろう。あの時と違って全裸なくとも、それを目にしたことに高鳴っていた。
「ご希望があれば、遠慮なく仰ってください」
「え?」
「たとえば、こんなことも」
五月女さんは右手を俺の股間に伸ばすと、それを掴み自らの胸の先端へと誘った。
「あっ!」
未知なる感触に、思わず声が漏れた。
「どうやら、よろしかったみたいですね」
こちらの快感を見抜き、五月女さんは言った。そして淡々と、自らの乳首を用いるのだ。
男の硬直の突端と女の弾力の先端。その接触が、なんとも表し難い快感と、そこはかとない背徳感を呼び覚ますかのようで。
傘の下の辺りに乳首を執拗に押しつけられたかと思えば、次にその周囲の乳輪の部分を周回するように突端をくるくると弄ばれた。
更には――
「失礼します」
「……!?」
この上、なにをするのかと目を疑った。
五月女さんは少し口を尖らせた後で、下を向くと今度は僅かに口を開いた。すると、ツツツゥ、と。その紅い唇から、液体が垂れた。
それが丁度、乳首と接触した真上である。すなわち透明で生暖かな唾液を、潤滑油として敏感な箇所へと伝わらせたのだ。五月女さんはそれを馴染ませるようにして、俺の突端と乳首を丹念に擦り付けていく。
「うっ……そ、そこっ」
「こちらが……気持ちいいの、ですか?」
俺の顔色を伺いながら、五月女さんは言った。そして乳首を竿の裏筋に、ねっとりと這わせている。そうしながらも――
はっ……はっ……。