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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
更に呼吸が整った頃合いで、反り返って天井を向いていた頭部を元に戻し、まだ足元で跪いている五月女さんの様子を確かめようとした。
すると、目が合い。
「リラックスできましたか?」
と、そんな風に聞かれた。
「リ……リラックスというか、なんだか」
「なんだか?」
「言いようがないです、こんな気持ち――」
そう言いかけて言葉を止めた。否、止めていたのは視線の方だと表した方が、正しいのかもしれない。
五月女さんは俺が余韻の中で脱力している間、自らの胸をテーブルの上のティッシュを使って拭っていたようだった。
俺が飛び散らせた白い液粒が、どのようにこの綺麗な胸を汚していたのか。その光景を目にすることができずに、俺は少しがっかりしていたのかもしれない。
五月女さんは新たにティッシュを何枚か手にすると、今度は俺の股間を拭ってくれようとした。
「失礼します」
「あっ……」
「痛かった、ですか?」
「いえ……少し、くすぐったくて」