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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密

「さて、寝るか」
金髪たちが帰った後、すっかり散らかったリビングを眺めて、俺はため息交じりに言った。それから風呂に入ることなく自室に向かうと、そのまま電気も灯さずにベッドに倒れ込んだ。
すると、なにやら柔らかなものに触れたような気がした、その直後のこと。
「うーん……いたいよぉ」
「え……?」
「急に乗っかってくるんだしー」
「わ、悪い……つーか、その前に」
俺は慌ててベッドを離れると、部屋の電気を灯した。
「お前、誰だよ!」
その問いを受け、毛布の中からもぞもぞと起き上がった彼女は、眠い目を擦りながら答えた。
「誰って……わたしだよー」
「……」
ネクタイの外れた胸元からは、程良い膨らみの陰影。しわくちゃのスカートからは、ピンクの下着の一部と、そこから伸びる艶めかしい太股が。
俺のベッドで寝ていたのは、色香を纏った金城朱海だった。

