この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密


「ほら、そうやって惚ける! ああん、もう、いいですか。仮にも年頃の四人の女子が、お兄さん一人相手に四日連続でデートしようってゆーんですよ」

「ちょっと待ってよ。デートというのは言葉の綾というか、そもそも最初は、そういう話じゃなかったと思うし」

「はあ? なんか無責任です! まるでレクリエーションとでも言いたげじゃないですか」

「そうじゃないけど。別に四人が競って、俺を奪い合おうって話でもなかっただろ。仮に俺自身がそういう認識だったら、そんな思い上がり野郎のこと、そもそも誰も相手にしてないだろうし」

「うーん……確かに、それはそうですけど。ある意味、お兄さんの優柔不断で曖昧で謙虚で、それでいて誰にでもそこそこ優しいところが、こういった事態を招いてるわけですし」

「そう言われると、なんか照れるな」

「褒めてませんよ、1ミリたりとも」

「わかってるよ……」

「まあ、確かに先ほどの質問は先走りました。そもそも連続デートも、まだ折り返したばかりですし。一応当事者である私が聞くことでもないですね。無粋です」

 一応とつける辺り、夏輝さんの俺への興味が恋愛絡みではないことを思わせる。まあ、それはそうだろう。なにしろ彼女曰く「復讐」の相手なのだから。

/879ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ