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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密


「木葉ちゃんは、男の人におっぱいを見られたことあるのかなぁ? ふふふ、もちろんはじめて? だよねぇ!」

 外す、ではなくて、引きちぎる。そのようにして、ブラジャーが胸から取り去られてしまった。

 朦朧とする意識の中で、それでも両手で隠そうとするけど、細い手首を掴まれてしまえば、自分の無力さを痛感するしかなかった。

「いやっ……」

 まだ小さく膨らみかけの胸を、男の人に見せることなんて想像したことすらない。でも、もし何年か後でそんな場面が訪れるのなら――

「さあ、どれどれ――」

 その時は、私も相手も顔を真っ赤にして、いっぱいドキドキして、もの凄く恥ずかしいのに、照れて思わず微笑んでしまうような、そんな感じ、だったのなら――

「おおっ、ふははぁ! 小さくて、とても可愛いなぁ! とくに、この乳首なんて」

 ――どんなに、よかっただろう。

 実際の場面では、乱暴に暴かれて、晒されて、卑しく眺められ――

「健気にもツンと立ったりしてさ。ああっ、堪らないよ」

「あっ!」

 ――そして、掴まれて、口に含まれ、吸われた。

「どう? コレどう? ――もっともっと、へへ――可愛がってあげるからね」

 その後も、ゾッとするほどに生暖かな舌は蠢き、胸の先で不快さに怯えて硬直するそれを、ベロベロベロベロと執拗に執拗に責め続けたのだった。

「……」

 目は確かに暗闇に慣れてきて、私に乱暴を続ける男の、表情も動作も、次第にわかるようになった。

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