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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
「もう……そんなに、じっとガン見しますかぁ」
「ごめん、つい」
「あん、だからって、予告もなく揉み始めないでください」
「え? じゃあ、揉みますけど」
「うふふ、そう言われても、困っちゃう」
彼女が頻りに言葉で茶化そうとするのは、やはり緊張の裏返しのように思う。そして、きっと怖いのだ。俺ですら、過去の傷を呼び覚ますのではないかと。
彼女を高めることを焦ってはいけない。胸の膨らみを緩やかに揺らしながら、俺は彼女の顔を見つめる。
「あ……あ……おにい、さん」
感じてくれている。そんな吐息を漏らしながら、彼女は紅く染めた顔で、それでも俺を見つめ返した。顔より真っ赤になった耳をいじらしく思い、それに口付けをすると、そのまま囁きかけた。
「とても綺麗だ――木葉」
ピクン全身を微かに揺らし、彼女は俺に抱きついた。
柄でもない台詞も、彼女を高めるため。
「『涼一』――やっと会えたんだね、涼一」
彼女の求めるまま、再び強く唇を合わせた。今度は積極的に、彼女から舌を入念に絡めてきている。
ねっとりと、二人の舌が隠微な音色を奏で始めた頃。胸に這わせた手を次第により敏感な箇所に。じわりと五指を弾力に沈めながら、人差し指と中指、その股で突起を僅かに挟んだ。
「ああっ!」
思わず仰け反るほど、強い反応を彼女は示した。乳首は、とても敏感なようだ。
すぐに続けて刺激を続けるのではなく、また遠くから徐々に彼女の快感の量を探る。両手をわき腹の辺りに這わせ、そこからスッと左右の胸を均等に揉み上げてゆく、それを何度か繰り返した後に、寄せ上げた二つの山の頂点を、親指の腹でくりくりと弄っていく。