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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
深い意味があって交わした会話ではないはず。
「……」
なのに俺は、思わず動きを止めてしまった。
「お兄さん?」
「ううん、なんでも」
今は彼女を不安にさせるわけにはいかない。俺は彼女の潤った箇所に、更なる愛撫を加える。
最初は中指でそっと、彼女自身の潤いを纏いながら、中心を南北に幾度か往復。そうして更に満たされる気配を察し、それを小さな襞にまでねっとりと溢れさせていく。
そうしてコーティングされた指先で、彼女の核を探り当てる――と。
「あああっ!」
その声と共に、彼女の全身がガクガクと震えた。
彼女は十分に濡れてくれる。だから俺も、迷うことはなかった。
中指を中心に三本の指でじわりと彼女の形を押し広げると、緩やかに沿わせながら入り口の周囲を焦らすように微弱に幾度も幾度も刺激した。すると――
「ううっ……お兄さん」
「なに?」
「い、いじわる」
――ツプン。
「――はぁっ!」
滑り込ませた指に、彼女はまた大きく身体を反らせた。
「お、お兄さん……ホント、いじわるだ」
「そう?」
「ねえ……私、変じゃ、ないですか?」
「どこも。木葉は普通に可愛いよ」
「ふつう? ふつう、レベルで?」
「普通に、もの凄く可愛いってこと」
「あは……うんっ……なんだか、とても嬉しい、なっ」
普通という言葉を、俺は敢えて強調しておきたかった。
彼女は尚も、俺の指先に感じてくれる。前戯としては、もう十分だと思われた。だけど――
「木葉――もっと感じて」
「ああっ、そんなっ!」
彼女の核心に指先を這わせる一方で、口には乳首を含み入れると、舌先で転がすように舐った。
差し入れた中指がしっとりと馴染んだ頃を見計らい、続いて薬指をも彼女の最中へ。くるくると彼女の中を俄に広げた後で、更に奥を目指す。
「あ、そこっ……!」
彼女の教えてくれた、その場所を、二本の指先でノックをするように軽くトントンと叩く、そうして次第に早く、彼女の潤いを利用して、うねるように震わせていく。
「ああああん、もう、あっ、あっ――だめぇ!」
ガク、ガクン!
身体を打ち振るわせながら、彼女は果てた。
はあ、はあ、はあ、はあ――。
呼吸をする度に、胸と腹部を中心に、大きく脈打っている。