この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意


「あのな、瑞月。瑞月とそうなるにしても、俺は今日である必要はないと思っている。だがそれでも、どうしてもというなら、俺をその気にさせてもらわなければな」

「……なんで、今日じゃダメなの?」

「ダメじゃなくて、嫌なんだ。瑞月とそうなることが、じゃなくて。瑞月の可能性が閉ざされたまま、なし崩しにそうなってしまうのが、俺は嫌だ。絶対後悔することになる」

「閉ざされたままだから、開けてほしいのに」

「そのための手段が、こういうことなのか」

「じゃあ、いつまで私は耐えればいいの?」

「必ず変えてやる。今は、そのチャンスを待つんだ。そして可能性が広がった上で、それでも瑞月が俺に同じことを望むなら、その時は必ず――」

 そう言いながら、ふと気配を感じて、俺は顔を上げた。すると、その時にはもう、瑞月の顔が目の前に迫っていた。

 ベッドに座った俺に、それは降り注ぐようなキス。それをして、唇を離すと瑞月は言う。

「もう、疲れたよ。楽になりたいんだ。それに、気持ちなら――」

「気持ち……?」

「ううん」

 瑞月はそう頭を振った後で。

「シャワー」

「え?」

「使えるんだよね?」

「……たぶん」

「じゃあ、浴びてくる」

 そう言うと、瑞月は一旦バスルームにその姿を消した。

/879ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ