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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意
「やっぱ、いきなり裸だと、正気じゃなくなるくらい、恥ずかしいし……」
そう言って視線を泳がせた瑞月は、薄ピンクの上下の下着を身につけていた。
「……だ、大丈夫、かな?」
「大丈夫?」
「こんな私で、興奮とか、できそう?」
瑞月は俺の前で、もじもじと身体を俄に捩りながら、そんなことを言う。
くびれたウエストが細くしまって、白い肌の表面には、身体を捩った際に、ほんのりと腹筋のが浮かび上がるようで――スリムな肢体だ。
「……」
そんな姿を見つめながら、カッと大きな衝動のうねりが奥の方から押し寄せてくるのを感じた。
瑞月の手を引き寄せ、身体を抱き寄せ、唇を奪い、下着をはぎ取り、胸を揉みしだき、舌を這わせ、身体を開かせ、指先で確かめ、また舌を這わせ、女の快楽の印を溢れさせて、雌の正体を暴き、それを貫いて、全てを忘れて、高ぶって――昇りつめたい。
そんな怒濤の波を、それに屈して手足が動く前に、俺はなんとか、一度はそれを治めた。
他の誰かで、あっていいのか? お前は、本当にそう思うのか?