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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第2章 コーヒーはブラックで
「……」
その間も視線は絶えず、こちらへ。俺の挙動とその欲望までも、見透かすような眼差しだ。それに動きを封じられたと言えば、言い訳なのだろうか――それは、ともかくとして。
ぴとり――と、ついに彼女の舌先が、猛りの頂点に触れた。
「ああっ……!」
その一瞬の感慨を味わせる間も与えず、舌は加速度的に怪しく蠢いていった。
射出口をちょんちょんと二度ほど突いた後、男の突端を包み込むようにぐるりと舐り回していく。更に首の窪みを、チロチロと刺激した。
唇を唾液で滑らせ先端に押し当てたまま、彼女は聞く。
「ねえ――気持ちいい?」
言葉を発する際の微細な振動に、肯定も否定もなく声が漏れ出た。
「うっ……」
「ちゅっ――それなら嬉しい」
その言葉は、分身の方にささやきかけるように。彼女は俺の反応に満足を示し、口での行為を続けた。
テロテロと竿を光らせながら、舌を裏筋を頻りと行き来させる。そして先までを舐め上げると、今度は徐に、口内へ迎えようとする構えをみせた。
「……」
無言でこちらを見つめたまま、彼女は唇を開き、そして意図的にゆっくりとした速度で、突端から中ほどまでを口の中に含み入れる。
粘膜の温かさに、溶けてしまいそうだと錯覚。優しく迎えられ、どこかに行き着くと、容赦なく吐き出された。窄めた唇と包み込むような舌による、心地の良い圧力を常に感じながら、往復のスピードが徐々に増すと、与えられる快感の量に驚いた。
「くっ、ああっ!」