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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第2章 コーヒーはブラックで
◆ ◆
夜の駅前通りは、やや閑散としていた。メッセージで示された場所の近くまで車を走らせていくと、「オーイ!」と窓越しからでも聴こえてきそうな雰囲気で、前方から大きく手を振ってくれている人影が目につく。主にメッセージのやり取りをしていた、夏輝木葉の姿だった。
ハザードを灯し車を道の脇に停車。「早く早く」と夏輝さんが急かしてる動作を眺めていると、続いて店の軒先から他の二人も姿を現した。
三人の手にショップの紙袋が複数提げられているのを見て、車を降りバックドアを開くと先に彼女たちの荷物を積み込んだ。一日買い物した割には思ったほど多くはなかったが、後で聞いたところ大半は既に東京の自宅に送ったのだという。
その後、車中で話す彼女たちの会話から察するに、概ねショッピングを楽しんできた様子が窺える。そんなところは、いかにも若い女の子といった感じで少しだけ微笑ましく思えた。
だが、そこから別荘までの道中。俺の頭の中の大半を占拠していたのは、この車の中に姿がない彼女のこと。
俺が激しく爆ぜた、あの時――。
「ああ、たくさん……」
高坂文水は言いながら、次々と吐き出される精子を、自分の胸に粛々と受け止めていたのだった。
水着の日焼けの境目がくっきりとした二色の肌。日焼け部分よりやや淡い色の乳輪は綺麗な円を描き、乳頭は感度のよさを示すようにピンと突起していた。サイズ的にはBとCの中間くらいと思しき、魅力的で整った形状のふくらみだった。
そこへ無遠慮に、欲望に塗れた白濁の液を弾けさせた、その光景。射精中、緩やかになった手つきに誘われ、射出の勢いは一向に止まる気配がなかった。
それが申し訳なくもあり、情けなくもあり、それらの感情が更に倍するような快感に変わっていった。
胸の曲線をゆっくりと流れ、乳首に至った精液。それを竿を扱くのと反対の手で受けると、指先でこねるようにして彼女は言う。
「ほら、とっても濃いよ」
こちらを見ることなく、とても物憂げな表情で――。