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BLUE ROOM
第3章 (1話)第1ステージ 共通パターン 導入編
「♪ピンポーン パーン ポーン♪」
狙い澄ましたようなタイミングで、頭上からチャイム音が流れ出した。
『何?』
 あまりにもタイミングの良い反応に、青絵は思わず周囲を見回したが何も見つからなかった。
 青絵の行動を無視するようにして、チャイム音の次は女性の機械音声によるアナウンスが始まった。
『ようこそ、青絵史乃様。
 当施設へのご入場、まことにありがとうございます。
 これより当施設におけるゲームのルールとクリア条件に説明を開始致しますので、どうかしばらくご清聴お願い申し上げます。」
 そのアナウンスは極めて形式的な口調で、著しく常軌を逸した内容の説明を始めた。
「当施設は15の部屋で構成されています。
 スタート地点である現在の部屋より、常に二択で次の部屋へ進む扉を選んで頂きます。
 青絵様にはその選択を、都合三度行って頂くことになります。
 そして青絵様は必ず、入場した部屋で提示されたゲームをクリアしなくてはいけません。
 また一度扉を開けましたら後戻りはできず、例外なく速やかに選択した部屋に進んで頂くことになります。
 次の部屋に進みますと、前の部屋との間にある扉は永久的に閉じられることになります。
 移動の際には不慮の事故が起こらないようお気を付けくださるようお願い致します。
 また各部屋で提示されたゲームの進行を著しく妨げる行為には罰則が加えられますのでご注意ください。
 とくにゲームの遅延行為については厳しい罰則の対象となりますのでご注意ください。」
 「・・・・・・ゲ、ゲーム?」
 青絵は突然流れ出したアナウンスに困惑して呟き声を漏らした。
 しかしアナウンスを流している当人は青絵の反応に対して無関心であるようで、そのまま説明のアナウンスが続けられた。
「各部屋のゲーム内容については詳細な説明は行われませんが、扉の刻印(マーク)がヒントとなっていますので参考として下さい。
 また当施設の方針として参加者のゲームクリア失敗を防止するために、参加者の皆様方へ当人の意思や感情とは無関係にゲームをクリアできるよう催眠暗示を掛けさせて頂いております。
 ですので、安心してお好きな扉を選択して下さいませ。
 それでは、早速ゲームを開始します。
 お好きな扉を選択してください。」
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