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BLUE ROOM
第3章 (1話)第1ステージ 共通パターン 導入編
「催眠暗示・・・・・・?」
 信じられない話ばかりだったが、この単語がとくに耳に残った。
 青絵は自分の身体をぺたぺた触って確かめてみたが、何かをされた形跡は見つからない。
 持っていたはずの通学用鞄や携帯電話などの手荷物は没収されているようだが、それ以外に変化はないように思う。
 ましてや催眠暗示(?)なんてフィクションの世界でしかあり得ないことだろう。
 青絵が困惑してその場に立ち尽くしていると、再びアナウンスが突然流れ始めた。
「扉選択の制限時間が経過しました。
 これより青絵様に罰則を課させて頂きます。」
「えっ・・・・・・」
「オナニーで10回絶頂してください。
 なお自発的に行われない場合、催眠暗示による補助が行われます。」
「えっ?」
 青絵は唐突なアナウンスの内容に絶句した。
 一呼吸の間を置いて単語の意味を反芻し、顔を真っ赤に火照らせた。
 やや間を置いてようやく性的な要求をされたのだということを理解して、身体は完全に硬直してしまった。
 だが彼女のそんな都合などお構いなしに、次のアナウンスが始まった。
「自発的な行動が見られませんので、催眠暗示による補助を開始します。」
 アナウンスの直後、キーンと耳鳴りのような甲高い音がどこからともなく流れ始めた。
 マイクのハウリング音にも似たどこか不愉快な音に、青絵は思わず眉をひそめた。
 ビクン!
「ッ!?」
 その不可解な音が空気中へ溶けるように聞こえなくなった直後、青絵は驚きのあまり身体を跳ねさせた。
 彼女の意思とは関係なく、耳を抑えていた両手がひとりでに動き出し、大胆に開かれた股間部の方へと差し伸ばされていったのである。
 少女の身体はふしだらに足を大きく広げ、腰を軽く落としてガニ股の体勢を取ると、左手が制服のスカートの裾を正面真ん中から胸の辺りまで持ち上げ、右手は下着の上から陰核へと静かに乗っかった。
 そして人差し指と中指の腹部分を使い、優しくねっとりとした動きで彼女の敏感な部分を愛撫し始めた。
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