この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
落城
第2章 淫らな勝負
ハッとした。志乃は目を細め、能面のような顔になっている。本当に怒っているときの顔だ。あの顔をしたときの志乃の恐ろしさといったら半端ではない。命がいくらあっても足りないくらいだ。

「佐々木殿、勝負などそんな回りくどいことをしなくても、私の身体が目当てなら力ずくで自分のものにされればよろしいではないですか。私はこの通り縛られていて抵抗できないのですから簡単なものでしょうに」

志乃は、うなるような低い声で言った。

「それでは面白くないのですよ。頭のよい志乃殿のことだ。無謀な抵抗はせず、陸に打ち上げられたマグロのように、何をされても反応しないようにして、やり過ごそうとするでしょう。そんな女を抱くことほどつまらないものはない。必死に抵抗する女を無理やり犯してこそ面白い」

「変態ですね」

「変態? どうぞ何とでも言ってください。拙者は、志乃殿が性の快楽に負け、泣きながら気をやる姿を見てみたいのです」

章介はクックックッといやらしい笑い声を出した。

「佐々木殿は、私がそのようなことになると本気で思っているのですか」

「思っています。いくら剣術に長けていようと所詮は女ですから。それを思い知らせて差し上げましょう」

そのまましばらく志乃と章介の睨み合いが続いた。
/85ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ