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第5章 昇天

「あ、あ、あん……ハァハァ……ん、ん……」

志乃の体内からネバネバした白い液が溢れてきた。随喜丸の胴体にねっとりと絡みつく。

「おお、こんなに本気汁が流れてきた」章介の顔に満面の笑みが浮かんだ。「志乃殿、相当欲求不満だったようですな。ハハハ」

「ううっ――」

志乃は悔しそうに下唇を噛んだ。

「そんな顔をされなくてもよいではありませんか。どれ――」

章介が志乃の敏感な肉芽をいじった。指を震わせるようにして擦り上げる。

「あっ、ダメ――」

たまらず志乃は悲鳴を上げた。

そのまま章介は、絶妙な強さで肉芽をいじりながら、張形でズンズンと奥を突いた。

「あ、あ、あ……いやっ……」

志乃は腰をくねらせ、半開きになった唇から赤い舌を覗かせて、よがり声を上げた。

やがて、志乃の白い肌の表面に薄っすらと汗が浮かんできた。

「志乃殿、そろそろ天国が見えてきたのではありませんかな」

章介の手の動きが速くなった。

クチュ、クチュ、クチュ、クチュ、クチュ……。

随喜丸の段差が容赦なく志乃の秘洞を擦り上げる。

「あ、ああっ……ダメっ……ハァハァハァ……ん、んんーっ……」

このまま続けられるとどうなるか。人妻の志乃は清七郎との行為でわかっている。そんな無様な姿は見せたくない。

ダメ――。志乃は歯を食いしばって必死に堪えた。しかし、下腹部の奥からせり上がってくる性の快楽の強い衝動を抑えることができない。身体が震えてくる。

ああ、ダメ、イッちゃう――。そう思ったときだった。張形の動きが急に緩やかになった。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

助かった――。志乃はホッと胸を撫でおろした。