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落城
第6章 嚥下
「志乃殿、いかがですか。この勝負、やってみませんか」
志乃に向かって章介が言った。
「やってみるもなにも、どのような勝負をするのですか。先ほど、上の口とか下の口とか言ってましたが、よもや口げんかをするということでもないのでしょう?」
志乃は途方に暮れた顔をしている。
「ハハハ」章介は笑った。「志乃殿は、清七郎殿のものを口で愛してあげたことはないのですか?」
「主人のものを口でって……え、まさか――」
志乃の顔が蒼くなった。
「わかったようですな。左様、さきほど拙者が志乃殿にしてあげたことの逆をするのです。悪太郎のものを舐めるのです」
「そ、そんな――」
「見事、悪太郎を射精させることができれば、志乃殿の勝ち。そういうことです」
「佐々木殿、あなたって人は――」あまりの屈辱的な内容に志乃の身体は震えていた。「よくもそんな卑猥な勝負を考えられますね。私に本当にそのようなことをさせようというのですか。しかも、この下郎に――」
「やむを得ません、悪太郎の悩みを解いてやるには。それとも下の口を使って、解いてあげますか」
章介は、志乃の股間を指でサッと撫でた。
「うっ! そのようなこと――」
「それでも構いませんが、できればここは拙者との勝負に残しておいてもらいたいですな」章介はニヤッと微笑んだ。「さあ、志乃殿、どうしますか。拙者たちとの勝負、やりますか。やりませんか」
章介が返事を迫る。志乃は険しい顔で章介を睨んだ。
「私に選択の余地がないのはわかっています。若君をお救いするためです。やりましょう。やりますから、私が勝ったあかつきには、必ず約束は守ってください。若君を返してください」
「それは拙者が保証しましょう」
章介は頷くと、ニンマリと笑った。
志乃に向かって章介が言った。
「やってみるもなにも、どのような勝負をするのですか。先ほど、上の口とか下の口とか言ってましたが、よもや口げんかをするということでもないのでしょう?」
志乃は途方に暮れた顔をしている。
「ハハハ」章介は笑った。「志乃殿は、清七郎殿のものを口で愛してあげたことはないのですか?」
「主人のものを口でって……え、まさか――」
志乃の顔が蒼くなった。
「わかったようですな。左様、さきほど拙者が志乃殿にしてあげたことの逆をするのです。悪太郎のものを舐めるのです」
「そ、そんな――」
「見事、悪太郎を射精させることができれば、志乃殿の勝ち。そういうことです」
「佐々木殿、あなたって人は――」あまりの屈辱的な内容に志乃の身体は震えていた。「よくもそんな卑猥な勝負を考えられますね。私に本当にそのようなことをさせようというのですか。しかも、この下郎に――」
「やむを得ません、悪太郎の悩みを解いてやるには。それとも下の口を使って、解いてあげますか」
章介は、志乃の股間を指でサッと撫でた。
「うっ! そのようなこと――」
「それでも構いませんが、できればここは拙者との勝負に残しておいてもらいたいですな」章介はニヤッと微笑んだ。「さあ、志乃殿、どうしますか。拙者たちとの勝負、やりますか。やりませんか」
章介が返事を迫る。志乃は険しい顔で章介を睨んだ。
「私に選択の余地がないのはわかっています。若君をお救いするためです。やりましょう。やりますから、私が勝ったあかつきには、必ず約束は守ってください。若君を返してください」
「それは拙者が保証しましょう」
章介は頷くと、ニンマリと笑った。