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落城
第6章 嚥下
三分の一くらい入ってところで志乃の動きが止まった。どうやらここまでが限界のようだ。悪太郎もそれ以上の無理は言わなかった。
「そのまま唇を使って擦るように顔を前後に動かして」と口コキを志乃にさせた。
「うん、うん、うん……」
妖艶な鼻声を出しながら、志乃は首を振った。
ジュボジュボと卑猥な音を立て、太い肉棒が志乃の上品な唇を出入りする。そんな志乃の淫らな姿に男の征服欲が刺激されるのか、歓びに満ちた目で悪太郎は、志乃の口元を見ていた。
「奥様、最高だ。気持ちいいよ」
悪太郎は、うっとりと目を細めた。
「志乃殿、上手ではないか。さては、清七郎にもやっていたな」
章介がからかったが、志乃は無視した。早く終わらせたい――。その一心で首の振りを速くした。
ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ……。
長い黒髪が波を打つように揺れた。悪太郎は時折、志乃の顔に乱れかかる髪をすくい上げて、志乃の耳にかけていた。
しばらくすると、疲れたのか、志乃が口を離した。はぁはぁと肩で息をしている。
「まだですか?」
「まだって、そんな程度じゃ、あっしはイクことはできませんぜ」
悪太郎は、意地悪く笑った。
志乃は悪太郎を睨むと、再び肉棒を口に含み、口コキを再開した。
「うん、うん、うん……」
美しい眉を八の字にして一生懸命に首を振る志乃。口の端から涎がツーッと垂れ、白い乳房に落ちていく。
そんな志乃の卑猥な姿を茜は座ったまま壁に身を寄せて見ていた。
茜は、今まで性の営みは、子を為すための神聖な行為だと思っていた。でも違った。神聖とは真逆の快楽だった。人を人でなくしてしまうような強烈な快楽だった。今もその快楽の余韻が身体に残っている。全身が怠い。
志乃様。結局、女は男に尽くすためだけの生き物なのですか。男の性欲を満たすためだけの生き物なのですか――。
悪太郎の肉棒を頬張る志乃に向かって、茜は心の中で尋ねた。
「そのまま唇を使って擦るように顔を前後に動かして」と口コキを志乃にさせた。
「うん、うん、うん……」
妖艶な鼻声を出しながら、志乃は首を振った。
ジュボジュボと卑猥な音を立て、太い肉棒が志乃の上品な唇を出入りする。そんな志乃の淫らな姿に男の征服欲が刺激されるのか、歓びに満ちた目で悪太郎は、志乃の口元を見ていた。
「奥様、最高だ。気持ちいいよ」
悪太郎は、うっとりと目を細めた。
「志乃殿、上手ではないか。さては、清七郎にもやっていたな」
章介がからかったが、志乃は無視した。早く終わらせたい――。その一心で首の振りを速くした。
ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ……。
長い黒髪が波を打つように揺れた。悪太郎は時折、志乃の顔に乱れかかる髪をすくい上げて、志乃の耳にかけていた。
しばらくすると、疲れたのか、志乃が口を離した。はぁはぁと肩で息をしている。
「まだですか?」
「まだって、そんな程度じゃ、あっしはイクことはできませんぜ」
悪太郎は、意地悪く笑った。
志乃は悪太郎を睨むと、再び肉棒を口に含み、口コキを再開した。
「うん、うん、うん……」
美しい眉を八の字にして一生懸命に首を振る志乃。口の端から涎がツーッと垂れ、白い乳房に落ちていく。
そんな志乃の卑猥な姿を茜は座ったまま壁に身を寄せて見ていた。
茜は、今まで性の営みは、子を為すための神聖な行為だと思っていた。でも違った。神聖とは真逆の快楽だった。人を人でなくしてしまうような強烈な快楽だった。今もその快楽の余韻が身体に残っている。全身が怠い。
志乃様。結局、女は男に尽くすためだけの生き物なのですか。男の性欲を満たすためだけの生き物なのですか――。
悪太郎の肉棒を頬張る志乃に向かって、茜は心の中で尋ねた。