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落城
第9章 エピローグ~夫の前で☓☓☓
「志乃? 志乃がいるのか?」
声に気づいた清七郎が目を閉じたまま声のする方に顔を向けた。
「清七郎、久しぶりだな」
志乃に代わって章介が答えた。清七郎が薄っすらと目を開いた。血で霞む目で必死に声をした方を見ている。
「お主は……佐々木殿ではないか。どうしてここに……」
その時初めて清七郎は章介の太腿の上に乗っている裸の志乃に気づいた。股間に章介の肉棒が突き刺さっている。清七郎の顔からスーッと血の気が引いた。
「お主、何をしておるのだ! 放せ! 今すぐ志乃を放せ!」
清七郎は怒鳴った。
「クックックッ。清七郎、それはできん。志乃はもうお前の妻ではないからな。俺の女になった」
「何をたわけたことを――」
「嘘ではない。なあ、志乃」
「…………」
志乃は黙ったまま答えなかった。苦しそうに顔を歪め、涙を流している。
「どうした、志乃。お前からちゃんと言ってやらんか」
章介が再び腰を突き上げた。
「あ、あんっ――」
たまらず志乃は喘ぎ声を漏らした。
声に気づいた清七郎が目を閉じたまま声のする方に顔を向けた。
「清七郎、久しぶりだな」
志乃に代わって章介が答えた。清七郎が薄っすらと目を開いた。血で霞む目で必死に声をした方を見ている。
「お主は……佐々木殿ではないか。どうしてここに……」
その時初めて清七郎は章介の太腿の上に乗っている裸の志乃に気づいた。股間に章介の肉棒が突き刺さっている。清七郎の顔からスーッと血の気が引いた。
「お主、何をしておるのだ! 放せ! 今すぐ志乃を放せ!」
清七郎は怒鳴った。
「クックックッ。清七郎、それはできん。志乃はもうお前の妻ではないからな。俺の女になった」
「何をたわけたことを――」
「嘘ではない。なあ、志乃」
「…………」
志乃は黙ったまま答えなかった。苦しそうに顔を歪め、涙を流している。
「どうした、志乃。お前からちゃんと言ってやらんか」
章介が再び腰を突き上げた。
「あ、あんっ――」
たまらず志乃は喘ぎ声を漏らした。