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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
少しの間、体を休ませたあと、雄平が呟いた意外な一言。
「父ちゃんっ…もう一回しよっ……」
「……え!?いや…また切れたみたいだから、やめとこう」
目を丸くしながら雄平を諭す鉄平。雄平は残念そうに俯いてしまう。
「まだまだ時間はある。な、雄平。治ったら…今度こそ…父ちゃんに…思う存分ヤらせてくれ」
「うんっ!」
ニッコリ微笑む雄平の頭を鉄平はワシワシと撫でる。雄平は髪の毛をクシャクシャにされながら鉄平の方へ進んできた。
そして、小さな両手でがっしりと鉄平の巨根を握る。
「うおっ!!」
「父ちゃん…まだ…おっきなままだよ?」
それは、そうだ。
射精していないからだ。
積極的な雄平に、
「う、うん、そうだなっ」と、どぎまぎしながら答える鉄平。
攻めるのは得意だが、守りに入ると弱いのが鉄平の性格だ。
雄平はじっと巨根を見つめたあと、鉄平を見上げる。
(そんな目で見ないでくれぇ!)
「ゆ…雄平、メシだ、メシ食おう。いや、その前に肛門に薬塗っとかなきゃな。ケツ、父ちゃんが洗ってやるぞ!」
「………うん」
雄平はしょんぼりとして、また顔を俯かせた。