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父子の夜
第12章 ひとりエッチ
雄平は「あっ!」と声をあげ、ディルドを口へと運ぼうとしてやめた。
ピョンっと跳ね起き、箪笥の上に置いてあるローションのボトルに手を伸ばしす。
背の低い雄平には、他に何が置かれているか迄は把握できないが、鉄平がいつも、行為の前に手を合わせ写真立てを伏せているのは見ている。
ボトルを掴むと同時に背伸びして母の遺影を伏せた。
今からアナルを弄くる。その行為が恥ずかしい事だと雄平もちゃんと解っている。
(母ちゃん…ごめんなさい……)
鉄平と同じように手を合わせてから畳の上にしゃがんだ。
いつも鉄平がするように、手のひらにタラリ…と垂らしてディルドに馴染ませる。
因みに鉄平は購入してきた日以来ディルドを触っていない。
雄平が「気持ちいい」と言ったのを、まだ根に持っているようだ。
クチュ…クチュ…
アナルに宛てがって、クニクニ刺激する。
ただ淡々と進む流れに、鉄平とヤる時のような高揚感はなかった。
「んんっ………!」
グッと力を込めるが、入らない。
思わず、「あれ?」と漏らす雄平。再度試みるがダメだった。
ぴっちり閉じた雄平のアナルは強情なその姿を雄平に見せつけた。