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父子の夜
第12章 ひとりエッチ
雄平も、ここまで準備したからには意地があり、挿入させる事に力の限りを尽くす。
「んん~~~~~…………」
当然、穴はあるのだから入るのは入る。
「いっいたっ!……痛ぁいっ!!」
雄平は泣きながら1人での行為を断念した。
そして、泣きながらディルドをきっちりと洗い、ボトルを箪笥の上に戻した。
「うっ…ぐしゅっ…ぐしゅっ……」
最後に泣きながらティッシュでぬるぬるするローションを拭き取った。
(血が出てたらどうしよう……)
雄平は不安そうにティッシュを見たが、赤い色は認められずに心底ホッとする。
久々の登校に、アナルオナニーの失敗。ショックと疲労で眠くなった雄平は、鉄平が冷蔵庫に用意していた昼メシの素麺も食わずに畳の上で寝てしまった。
◆◆
カン…カン…カン…カン…
階段を踏みしめるような…特徴的な音が鳴り響き、鉄平が帰宅する。
「父ちゃんっ、おかえりなさいっ!」
「おうっ、ただいま!」
大きな掌が雄平の髪をクシャクシャと撫で、雄平は猫のように頭を擦り付けた。