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父子の夜
第12章 ひとりエッチ
「しゃぶれ」
鉄平の好きな色。
赤いトランクスをずらして隆々と聳え立つ巨大な肉棒を曝け出した。
シャワーも浴びずに帰ってきた事もあり、
胡麻油、ニンニク、生姜の香りを押しのけ、汗臭い強烈な匂いが辺りに立ち込めた。
人間、自分自身のものなら大抵は平気なものなのだが……、
鉄平自身も顔を顰める程に強烈で、吐き気を催す匂いなのだ。
「雄平、しゃぶ……」
雄平は迷わず飛び付いてきた。それに躊躇ったのは鉄平の方だった。思わず雄平の小さな顔を両手で掴む。
もう既に、雄平は舌をペロンと垂らしている。
「雄平っ……」
自慰行為を済ませスッキリして、嫌がるかとも思っていたが、とんでもない。ご褒美を貰う犬のように荒い息を弾ませて飛び付いてきたのだ。
雄平は潤んだ瞳を鉄平へと向ける。『まだ?』『早く…』と目が言っている。
「めっちゃ、くっちゃいし、汚いぞ?いいのか?」
「うんっ!平気!!」
雄平はニッコリ笑って答えると、鉄平の手をすり抜けて巨根に吸い付いた。
愛しさのあまり、雄平の髪をクチャクチャに撫でまわす鉄平。
雄平の事が……
可愛くてたまらない。
愛しくてたまらない……。