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父子の夜
第14章 今宵の月のように
ギュゥゥゥ~……と抱き締め、首筋の匂いを嗅いだ。
「石鹸の匂いがするな…」
雄平は頷いて、「体、洗った」と、キッチンを指差して答えた。
「そっか。ごめんな、風呂も無い家で……」
「ううんっ」
雄平は久々の抱擁に頬を赤らめ、そっと鉄平の背中に手を添えた。
◆◆
この前行った銭湯で、鉄平は雄平のアナルの状態を確認した。
鉄平たち以外に居た爺二人が相次いで浴場を後にし、鉄平は雄平に尻を見せろと命令した。
雄平は鉄平の前で立位体前屈をする。いつも見せる時は、この体勢だ。
「雄平、糞する時とかどうだ?痛くはないか?」
「痛くないよ」
簡単に問診を済ませると、鉄平はガシッ…と雄平の尻臀を掴む。その乱暴な触れ方にビクビクする雄平。