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父子の夜
第6章 思い出の更新
 
 
 窓から射し込む夕日を見ると、まだかな?まだかな?と鉄平の帰りが待ち遠しくなってくる。

雄平はテーブルに夏休みの宿題を広げ、それらとにらめっこをしていた。

宿題が捗らない。
それは勉強が苦手…とか、クーラーもない蒸し暑い部屋だから…だとかが理由ではない。


鉄平の事で頭がいっぱいなのだ。


『父ちゃん』に恋した日から二週間が経つ。
あれから、1日置きくらいの頻度で鉄平のペニスをしゃぶっている。
毎回、鉄平から色んな知識を教えられるので、少しずつだが上達してきた。

終わったあとに精液を飲まされるのは苦くて未だに慣れない。
ただ、飲み干したあとに鉄平に頭を撫でてもらえる、あの瞬間が堪らなく幸せを感じ、雄平はフェラをする事が好きになっていったのだ。


カン…カン…カン…カン…

聞き慣れた金属音が聴こえてきた。
ボーッとしていた雄平の瞳に生気が戻る。
持っていた鉛筆を投げ捨てて玄関へと走り出した。
鉄平が帰ってきたのだ。

ドアの前でじっと待つ。
足音が部屋に近づき、雄平はドアを開けた。

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