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父子の夜
第6章 思い出の更新
雄平の背中を擦り終わった鉄平は「立て」と雄平に命令した。
雄平は素直にそのまま立つ。
立ってから不安になり、背後の鉄平をそっと見た。すると、強引に頭を押された。
「床に手おろせ」
雄平は不安そうに前屈みになり、床に手をついた。
そうする事によって突き出された雄平の小さな尻に鉄平の手が触れた。
「……やっ…!」
雄平が小さな悲鳴をあげる。
「指入れるぞ」
そう鉄平が口にした時には、ズブリと雄平のアナルに鉄平の指が差し込まれていた。
「とっ…父ちゃんっ…」
「痛かったか?」
雄平は頭を垂らしたまま首を横に振った。本当に痛くはなかった。
あの夜、指を入れられた時はあんなに痛かったのに……。
雄平はタイル張りの床を見つめながら不思議に思っていた。
「泡ついてるから痛くはないだろ?」
「…うん…痛くない」
でも、
圧迫感があり、あの恐怖を思い出す。
鉄平は雄平の尻に近寄り、浴場内を見回す。年老いた爺が3人いるだけだ。2人の事など見てはいない。
それを確認して、鉄平は指の出し入れを始めた。