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父子の夜
第6章 思い出の更新
「そうか」
それなら……と、指の付け根までをグイッと押し込んでいく。
「きゃ…う……」
背を反らす雄平の体をしっかりと抱き締め、ゆっくりと指を抜き、ゆっくりとまた、差し込む。
その指先が、ある一点を捉える。
「あんッ……」
雄平は慌てて手で口を押さえた。自然と浮き出てきた女の子のような声にビックリし、恥ずかしそうに頬を赤らめた。
鉄平はそれを見逃さない。
もう一度指先で探す。
指先に弾力のあるプニプニした感触。
「あっ…あ……父ちゃっ……」
波打つように、ビクンッ…と揺れた雄平の体。雄平は何が起こったか解らずにプルプル震えだした。
「…頑張ったな雄平。泡流すから立て」
鉄平はその位置を確認して雄平を解放した。
立てと言われ頷いた雄平だが、足がガクガクして上手く立てなかった。先ほど体に走った衝撃がまだ微かに残っているのだ。
「そのままでいい。尻だけこっち向けろ。流してやるから」
「う…うんっ…」
雄平はタイル張りの床に四つん這いになったまま鉄平の方に尻を向けた。