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父子の夜
第2章 暗闇に潜む化け物
「…んっ…ぐしゅっ…んんっ…うっく…ぐしゅっ…ううっ…」
雄平は自然と手を口元へ持っていき、声を出さないように自ら塞ぐ。しかし、ワレメにある小さな肛門に指を差し込まれ、悲鳴をあげた。
その瞬間、暗闇に鉄平の瞳がギラリと輝いた。
「とぉちゃっ…ごめんなさいっ…ゆるして…ゆるして……っ」
「……………」
暫く雄平を見ていたが、大粒の涙をこぼして許しを乞う雄平が哀れに思ったのか、声を出した事は不問とし、またもや雄平のアナルに指を突っ込んだ。
ぐりぐり…と捻りながら、固く閉じたそこを抉じ開けていく。オイルもローションも、唾液すらもなく、渇いた窄まりに押し入る異物に激痛を感じて雄平は顔を歪めた。
「雄平…こんな事する父ちゃん…嫌いか?いなくなってほしいか?」
雄平の狭い窄まりに、太くゴツゴツとした鉄平の指が出たり入ったりを繰り返す。
「…い…いなく…なって…ほしくない……っ……父ちゃんのこと…大好き…だもん…っ…」
当然、この『大好き』は、父親として、だ。
「……そうか。父ちゃんも雄平が大好きだ。…母ちゃん死んで雄平と2人きりになったけど…頑張って…生きていこうな」
「……うんっ…」
雄平は無理やり笑顔をつくった。